アドマイヤメイン柴田は少し飛ばしすぎだ、いくらなんでももうちょっと手綱をひいてほしかった。ダイワメジャー安勝はベストの位置取りだったが、やはり直線脚があがりかけていた、やはり２０００ｍまでのパフォーマンスはできないようだ。ドリームパスポート内田は安全に乗りすぎたように思う、中央にくると少しおとなしめの騎乗になっているのは気づいてはいた。ただドリームパスポートは前が塞がっていて弾けるのが遅くなっていた、この馬は末恐ろしい。馬混みを避けるように騎乗してきたのがポップロックのペリエ。内田の騎乗とは正反対で、この辺に有馬に慣れている騎手とそうでない騎手の差がでたと思う。そしてディープインパクト武は特に言うまでもなく、４コーナーで軽くＧＯサインを出して弾けた。ジャパンカップよりデキ自体は数段良くみえたし、見た感じはあと１年は軽く勝てる馬だと思うが、すでに３歳クラシック、古馬Ｇ�Tを制覇したこの馬にもう走る理由はないのだろう。今年の有馬は去年より売り上げが下がったらしいが、ＪＲＡ発表では人気が一本被りになったなどを理由にしているが、フランス凱旋門賞での薬物事件も少なからず関係していると思う。今年の日本馬は海外遠征が多かったが、日本馬の中長距離のレベルは高く、せっかく良い成績を挙げても、こういう根本的な所に注意を払わないと、チャレンジしたのに悪者のようになってしまうので、良い教訓としてまた起こさないよう注意してほしいと思う。